蟲愛づるツレ彦

ツレ彦が、虫を撮り始めた。

出会った頃からオシャレなチョウチョの柄とかを好んでいたので、生き物が好きな人なんだな〜とは思っていたんだけど、最近ガチになってきている。

最初はスマホのカメラでパシャパシャやるくらいだったのが、ここ一年くらいで完全にカメオタ化し、腱鞘炎になりそうな重さのカメラに望遠鏡のようなレンズを付けて虫を撮影するようになった。

先日デート中に拾った「ゾウムシ」を可愛いカワイイと言って撮りまくるツレ彦に、「私よりゾウムシの方が好きなんでしょ!」と言ってしまい、自分でも何を言っているのかよく分からなかったし、ツレ彦も「?」という顔をしていた。

 

■高尾山で二時間自販機を撮る


先日一緒に高尾山にハイキングに行ったのだけど、ツレ彦は景色には目もくれず、自販機にたかっている蛾を二時間くらいかけて撮影していた。(私はその間、滝行が行われていると言う『蛇瀧』をフラフラと見に行き、帰ってきたらまだ同じ場所にいた)

撮影する様子がかなりヤバかったので、その様子をLINEスタンプ風画像にしてみたところ…

かなりイイ感じの画像になったので、添付して使ってる。

 

■いもむしを拾ってくる


ある日、不審な場所に洗濯ネットが置いてあった。なんでこんなところに…と思って見たら、中にはミカンの葉っぱを食べるイモムシちゃんが。しかも一匹ではなく、十匹以上いると思われる。

私も田舎育ちなので、イモムシも一匹二匹なら「あっイモムシだ〜」で済むのだけど、十匹以上いたのでなかなかクラッときた。

大量のイモムシは順番にさなぎになり、ツレ彦はそのさなぎが羽化する場所を探した挙句、私のコルクボードにピンで留めていた。

家に多く居るのは私なので、さなぎのピン止め作業は私の家事の一部と化した。さなぎを見つけるたびにイモムシフィーバーのネットに手を入れてさなぎを回収し、コルクボードにピンで留めた。

さなぎは約十日でチョウチョになったけど、そのどれも羽化の瞬間を目撃することはできなく、たいてい外出中に羽化して、帰ったらチョウチョが部屋を飛び回っているという具合だった。

チョウチョは羽化した時、

●すぐに水を飲ませないといけない
●さなぎの間に溜まったウンチをする

と言われていたので、主に後者に怯えて速攻で回収した。

チョウチョをつかまえ、ティッシュに薄めたポカリを沁み込ませて、チョウチョの口のクルクルしているところを爪楊枝などで広げてやって水を飲ませる…という段取りが、えらい上手になったと思う。

羽化したチョウチョは数日ウチで眺めたあと、ベランダから放した。イモムシの時は頭を抱えた子たちだけど、いざ放すとなるとちょっとしんみりするものである。

 

■ほかにもいろいろ拾ってくる


現在うちにいるのは「ゴミムシダマシ」という夜行性の虫で、サルノコシカケの中に住んでいてほとんど表に姿を現さない。危険を感じるとすぐに「ウンチのふり」をするので、表に出ていてもほぼ動かない。

世話をほとんどする必要がなく、定期的に霧吹きでキノコを濡らしてあげればいいだけなので、チョウチョがいた頃よりは手がかからないし、これはほぼツレ彦が面倒を見ている。

「カワイイ❤」と言いながらキノコにシュッシュと霧を吹いているけど、私にはイマイチ可愛さはわからない。

 

■虫以外もいろいろ拾ってくる


虫以外にも、ツレ彦はいろいろ拾ってくる。

先日ツレ彦がベランダでこそこそしていたので、「何かいるでしょ」と問いただしたところ、ヒキガエルとヤモリが飼われていた。ヒキガエルは十五㎝くらいある大きなやつで、ヤモリは十匹くらいいた。

問い詰められてモジモジする様子はまるで少年のよう。結局ヒキガエルとヤモリは山に返したようである。

この際大きな一軒家で好きなものを好きなだけ飼わせてあげたい気もする。

普段はスローな性格なのに、虫を撮りに行くとなると突然テキパキと動き、キラキラした目で出かけていくので、何だかんだでかわいいのである。


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